ベンリィ50プロ 不調修理完了!
早朝7時から ベンリィ50プロを軽トラに乗せて いよいよ 不調個所 調査と修理に臨んだ
まずは 加速がマイルド 及び 最高速が45kmしか出ないの調査
駆動系を調べてみる
まずはサイドスタンドを外す
次に樹脂カバーを外すと
金属製のクランクカバーが現れた!
2重構造になっているので なんだか 贅沢な作りだなと思う(通常 金属ケースに塗装が多いので)
で なんと カバー固定ボルト 2か所 この様に 緩んでいた(なぜ?)
前の所有者が素人なのか プロの業者がしたのであれば手抜きか?
いずれにしても 2か所 緩んでいた
後輪ブレーキ―ワイヤー固定を外さないと金属ケースが外せない構造
前の樹脂カバーも外す なんだか メンドクサイ構造
この部分も外してみる
やっとケースが開いたが・・・・ ガスケット 所々 切れてない部分がある
グリーンが純正ガスケット でない部分をたぶん液体ガスケットで補修してある
これって 素人作業なのか プロの業者が コストカットしたのか?
いずれにしても なんだか 適当な点検や修理をしている感じを受けた
駆動ベルト 見た目では 問題なさそう ヘリのへたりは少ないみたいだが
内側はヒビがある なので 前回の交換から結構 走っていると推測される
でも それ以前に ケース内が 黒く汚れている
ベルトが新し目に対して ケース内が黒過ぎるので 前回の修理時に 清掃していないと
思われる(素人目には手抜き作業)
セルの滑りでぎゃ~と音がしてエンジン始動しない の原因は
セルのギアが摩耗しているのが見受けられた
まっ5万キロ以上走行 しかも業務用なので頻繁なエンジン停止 始動があったのは
推測できるので仕方ないだろうな
逆に キック側のはめ合い分はまったくへたりがないので やっぱりキックを使わないので
摩耗していない なので キック始動は確実に踏めている
本来なら プ―リー(前部) クラッチ(後部)共にナットを緩めて
ウェイトの摩耗 クラッチシューの摩耗を見なければならないかと思うが
専用工具と大型ソケットそして トルクレンチが必要となるので 部品もないため
とりあえず45Kmのスピードは出るので もっと状態が悪くなるまでこのままでいこうと思う (ガスケットも買わないとね)
今度は 停車時やアイドリングしている時に 車体に少しでもショックを与えるとエンジンがストール停止するの原因を調べてみる
まずはカウルを外していく
左右 目視では特に異常な個所は見受けられなかった
エンジンを掛けて 各部の気になる個所を振動を与えたり 配線を揺らしてみて
ストールの症状が出るか調べて行ったら
この 指で差した ハーネスの束・・・・・ちょっとさわったらエンジンがストールした
被覆を剥いて 相当昔に買っておいたテスターを持ち出し
ハーネス配線1本ずつ 導通テストをしていく まず 太りハーネスの束 11本
導通してOkだった
なので一度 束ねて そこから分岐しているハーネスの束の被覆を剥く
比較的太い3本の配線があった
指でさわると なんだか違和感のある線があり とても怪しく感じた(触るとふにゃっとした感じ)
ニッパーでビニール皮膜を剥くと 確実に断線していた
なのでこの線をハンダで接着して 導通テストしてOK 他の2本も導通テストしてOk
たぶんここが原因かと思えたので
ビニールテープで何度も巻いて その上から皮膜も巻いて 仕上げした
なお 手前に見える金具は 2つのハーネスの束が エンジンに固定するための物で
プッシュ型留め具で固定されていた ハーネル側ビニタイでぎっちり固定されていたので
切れた部分もこの個所となる
なので修理後は この金具は使わず 車体が上下しても負荷が掛からない様にした
現象と断線 理由は エンジン固定(金具)と車体側固定 で 当然だが スイングフレームなので 乗り降りや段差で上下する部分 経年劣化で断線となったと推測できるが
まっ 5万Km乗っていたので リコールになる現象ではないかも
でも ベンリィ50 イグニッションキー周りはハーネス固定方法 不具合でリコールになっているので もともと ハーネス固定方法では すこし弱いのかもとおもえた
で カバーをつけてエンジン始動 ハーネスをいじってもエンストなし
乗車して エンジン始動 ゆさゆさゆすってもエンジンストールは起きず 修理が出来たと
確信した
で エンジンストールの原因と思って サイドスタンド 安全装置を外していたが
これじゃないのが確定したので 復活された
この安全装置は サイドスタンドが掛かった状態でアクセルを回しても エンジンが吹かないの装置で テストしたら 再現できたので この部分も復活確定した
それから エンジンストール現象は無くなって 安心して 下駄使いしている
直って良かったなと思う