キャノピー前輪固着 修理攻略!
ジャイロキャノピー 前進は出来るが後進はものすごく抵抗があって押せない状況が購入時 よりあった 前の所有者は 駆動ベルトが切れた時にこの状況になったと(結局はウソだったが)言われたので 後輪クラッチかギヤなどにベルト異物が噛みこんで負荷が掛かっているのだろうと思って
駆動ケースを開けたらベルトは切れていなかった
なので前輪をジャッキアップして 前輪を調べたら ブレーキが固着していた
前輪ブレーキワイヤーはきちんと動くが ブレーキシューを広げるロッドは全く稼働しない
裏からスタットボルトを固定
ナットを緩めようとしたが これもまた どんだけの力で締めこんでいるだと
思えるくらい 固くてラチェットではナットを緩めることが出来なかった
200ニュートンのインパクトレンチの出番となる
なども 正回転 逆回転で回して やっと ナットが緩んだ!
次は前輪ブレーキドラムをスイングさせるロッド部のボルトはずしだが
これも固かった しかも ボルトが中々抜けないのでエクステーションバーで裏から叩いて
飛び出したボルトの頭を プライヤーでつまんで引き出した
スピードメーター ワイヤーを外す
ブレーキワイヤーを外す
すごく苦労してやっと外せた!
パッドは後輪と同じくらい 残っていた
なのでシューが問題では無いのが判る
この回転部分でシューをひろげるのだが これが全く回せない抜けない
なのでワイヤーガイドを外して
バネも外して
どんどん分解していく
これでこのロッドをたたく準備が出来た
当然だが ラスペネを大量に塗布!
銅ハンマーで叩くと 少し抜けたが かなり固い
かなり時間が掛かるが無理するとアルミ合金のケースなので亀裂や破損したらアウト
なんとかロッドを抜いた! サビやキズは無いが どうやら グリスが劣化して
焼き付いたような皮膜で摩擦が大きくなった様子だ
当然だが ロッドが入る穴も同じく劣化したグリスで凸凹していた
水の侵入で グリスが劣化 固守したと推測される
ヤスリやペーパーヤスリで劣化したグリスを除去していく
スムーズにシューが開く 閉じる様になったので 逆のて順で組み付ける
外すよりも 組付けの方が難易度が高かった(なんども組み直ししたよ)
これで 手でタイヤを回して 正回転 逆回転 スルスルと回転して 快感!
ブレーキもきちんと効いて 修理完了となる
このあと移動が簡単になったので(直す前は ちょっとの距離でも
バックに力がいるので難儀していた)
エンジン始動不良の原因を調べる
自宅で バッテリーを充電して持って来た
さらに軽トラのバッテリーに繋いで
プラグコードを繋いで車体の金属部にアースさせて セルを掛けると きちんとプラグから火花が飛んだ!
次に プラグ穴に圧力計をはめて アクセル全開+キック10回踏んでみたら
300しか上がらなかった 通常800以上 圧力が上がらないと圧縮不良で
エンジンが始動出来ない(以前のキャノピーがそうであった)と分かる
あ~またもエンジン関係か~とガックシとなる
本来なら 駆動ベルト交換 クラッチ点検 ウェイトローラー交換のスキルアップのはずが
またもエンジン 腰上関係の不具合と推測されるので
次回は エアークリーナー外して キャブにキャブクリーナー吹いて 強制エンジン始動を試みる それでもだめなら キャブを外して キャブクリーニングに挑戦だ!
あ~それにしても 個人間売買サイト・・・・・闇が深いな~と思える出来事だった